書店をうろついてると扇動インパクト大の新書タイトルが目に入りました。
オリンピック恐慌、て。
2年半しかないじゃん!日本終わるて。
オリンピック後は不況になるという話、経済とか疎い私ですら聞いたことある。
高度成長期を時代背景としたドラマ『ひよっこ』もオリンピック後は不況だったというのをやっていた。主人公の勤務先である向島電機が倒産してしまう。
今と違って子供も増えて需要も高かった、大量生産の時代さえ勝てなかった、五輪後の不況。
高度成長期でさえ勝てなかったとか、どんだけだよ。アレがこんども来るのか?
五輪に興味薄くて世の中の動きにも疎いからかフワッとしてたけど!
アテネ・オリンピック後のギリシャもダメだったもんね。
ある意味こわかった、この本の感想と要旨です。
2020年の東京オリンピック後も例によって不況不可避
と多くの経済学者が言っているらしい。
不況怖い。あと3年もないじゃん!
2008年のリーマン・ショック後の不況時に求職活動で苦闘した経験から、恐怖が蘇ってきた私。
“オリンピック後に不況になってない国は過去に一つもなかった”
著者の岸博幸氏いわく。そうなんですって。
岸氏以外にもこれを言っている人は多い。
がーん・・・。マジか。
(経済ジャーナリスト荻原博子氏によると、唯一例外だったのが1996年アトランタ・オリンピック。IT先進国のアメリカはITバブルまっしぐらだったので)今の日本には「ガツン!」と来る強みがないので、絶望的だ。
【本書のエッセンス】
- 2020年オリンピックまであと2年!それまでに自分と家族の身は守れるように準備しましょう!そのためにはこんな攻めの防衛策(貯蓄・投資・副業の見つけ方etc)転職もありだがそれだけが選択肢ではない。正業+副業のハイブリッド副業がオススメ
- 初心者でもやりやすい資産運用→「iDeCo」「つみたてNISA」
- 日本は生産性が低い→逆に言うとまだ伸び代がある。潜在成長率を高めるカギ
- 日本の強みは現場の力
- 小さな市町村や小企業では意外と多くのリノベーションが生まれている
- 「ダメ経営者や地方の首長に自分の生活を依存しているのもリスクですよ」
- 「超高齢化社会やAI・ロボットに出来ない仕事をしなければ生き残れない時代がそこまで来ている。それまでにどうするか」
- オリンピック恐慌が迫ってるのに森友問題にいつまでも絡んで足止めしてるヒマなんかない
- スマホ.ネットは集中力を妨害するからほどほどにしないとスキルアップの機会を失う。
防衛策として提案されたものi DecoとつみたてNISA
下記の2つ、投資の初心者の最初の一歩として最適とのこと。
個人型確定拠出年金iDeCoの税制優遇措置
- 毎月支払う掛け金の全額が所得控除の対象
- 運用益が非課税
- iDeCoで増やした資産を将来受け取る時の税制優遇
iDeCoの制約
- 掛け金の上限額がある
- 原則60歳まで引き出せない
うーん。でもやるなら勤務先に書類だして云々らしい。めんどくさいなあ。
会社に、というかアノ社長に分かってしまうってことよな?う〜ん。
退職金制度のことで一悶着あったからなあ。会社。
やぶへびになりそうで面倒だなあ。←ってところで頓挫してるなう。
つみたてNISAのことは1mmたりとも見てないw
お金のこと考えるの苦手だなあ。
はふぅ。
あとAIに仕事を奪われるというの、ここでも書いてあるし。
本当に現実なるのかな?
これからの日本は観光産業が頼みの綱?
2025年の大阪万博(誘致中なう)が次なる起爆剤となるのか?
てか外国人観光客って、オリンピックで来日したとしても、再び日本行こうってなるもの?リピートしてくれるんだろうか?
でも観光より介護業界のほうがウェイト占めそう。超高齢化社会になっていくんだものね。
「オリンピック恐慌」の読後感
なかなか本を買わない私ですが、立ち読み段階でショックと言ってもいいような強いインパクトを受け、しっかり買って帰りました・・。
読後感「将来不安」
そもそも今の会社に本気の不安+不満しかない。
会社…ただでさえ売上やばい。
依存してる顧客達の業界が衰退著しい。
オリンピック関係ない業態。直接仕事してるわけでもない。
おこぼれみたいな仕事なら2020年に入ってから、あるかもしれない。多言語対応で。
おこぼれは短期的にある【かも】だが、それも終われば閑古鳥。
良い影響より悪い方のが凌駕するだろう。
社長はじめ上層部は危機感すらない。いつものことだけどな。
ないどころかパン食って昼寝してる。
社長に至っては既に70歳でたまに認知症という言葉がよぎる言動がチラホラ…。
フィジカル面だって急にどうなるか(略)。
でも本人まだまだ居座る気満々だし。
従業員も不安と不満に駆られてか、2017年から退職者が多めに。
対して、ここのところの世間の人手不足でウチの会社の求人なんか、応募者が全然ない。
私もこの本読んだのと、もともと上司に対する不信感とが重なって・・
ますます辞めたい。
辞めるか/留まるか・・・
でもさ、辞めてもね…この年齢(40代後半)。
日本の就職事情やっぱり年齢問題
いくら人手不足といっても。
誰でもいいから欲しいって、そこまでハードル下がってるわけでもあるまい…。
自信はない。経歴もしょぼい。
年齢いっててもイケる人はイケるが、経歴もしょっぱい上に年齢までイッてちゃあ・・あー、でも辞めたい…(しつこい)
私、昔から「泥船に乗り続けて下りられない」タチで・・・。
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強い衝撃と危機感を受けた読書体験でした。
即日から自分の習慣に変化が生じたほどです。
読んだらすぐ売りましたけどね。
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