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Adobeに吸い上げられた…増えるはずだったDTPオペレーターの給料

Adobeの功罪 イラスト・デザイン
忙しさが変わらないのはなぜ

日誌:デザイナー様の作ってくるクズデータのおかげで修正に明け暮れ、疲れ、大残業。

Adobeが生んだ、トンボが分からない“グラフィックデザイナー”様のはびこる世界

まともなデータを作れないデザイナー様が残業代を生み出した。
会社としては赤だ。
敵は味方の中にもいた。技術的なことが分からず修正にかかる時間の見積もりができない営業が取ってくる仕事は、毎度こうだ。

売上がでているように見せかけても薄利だ。見えないコストを見ようとして望遠鏡を覗き込んだこともないのでリアルは赤。

うちは薄利多売ビジネスなんだが。
多売ができていない今、薄利少売だ。なにそれ崩壊じゃーん。

トンボや塗り足しの意味が理解出来ていないデザイナー集団

下請けの印刷会社が黙って直し泣いてるので、のさばり、つけあがり続け、誰も注意してくれる人もなく。リーダー自ら無知なまま生きながらえ、後輩もみな無知のまま集団化してしまったデザイン会社。
修正介護を受けている自覚もなく、困らせたまま、踏みにじり潰していく。
一種の下請けイジメ。無自覚な下請けいじめ。
下請け側も、よほどのマゾ。なんだか、どうも支配者と奴隷的な意識が根強いよね。(全日本どの業態もそうなのかもしれないね・・)

学校は入稿ルール&マナーは教えてないの?

トンボは習う必要ない?
「学校も行ったことなくて独学でテヘペロ」だから知識がない→ならまだしも。
学校行っていてもそんなデザイナー様もいて・・・。
どちらも酷いけど、どちらも酷い。
トンボは引いてあっても塗り足しないし、ズレてるしじゃ、意味ないだろ。
そのズレこっちが直すんかい・・頭治せよ。

っておーい!なんならトンボの間が3mmより空いちゃってるじゃーん。

DTPの基本。トンボの幅とは
トンボの幅は3mm固定でお願いします・・

トンボの幅は3mm固定でお願いします・・
白い矢印でつまんで引っぱったんかい?
それとも中の絵 大きくしたくてトンボごと一緒に拡大したんかい!?

無駄に便利なAdobeの功罪

「便利すぎて不便」という謎の現象。
便利と不便は諸刃の刃。
ズブの素人が、目についた&とっつきやすいツールだけ気まぐれに触ってデザインの「イメージ」を作れてしまう、そんなAdobe製品。
Illustrator、Photoshop。
Adobe社が目をつけたパンドラの箱とは。
売上を伸ばすため
ユーザーを新規開拓するため
裾野を広げてアプリを拡販したいがため。
「何となくツールをいじっていればお気軽に入稿データ風なものが作れます」
「素人が知識なくてもDTPもどきデータが作れます」
「メニューからトリムマークとかいうの選んだらボクの絵の周りにカギカッコみたいな枠ができて、これトンボっていうんですよね?プロっぽい>▽< 今日からボクもデザイナー☆」
Adobeがそんなソフトを作ってしまってから世界は変わった。
革新的に粗悪なデータが撒き散らされる。
雰囲気だけでデータ作ってくるデザイナー様が増えた。
「イメージ」をふわっと描いておくから細かいことはよろしくね!姿勢なのだ。

魑魅魍魎な屑データが跳梁跋扈するライトDTPワールド

グラフィックデザイナーと名乗るハードルが著しく低下したのは、この15年ほど。
ざっと1997年位までは、手描きで版下作成していた。
Adobe製品普及の負の側面、“ライト知識のライトDTP”普及以前の世界—-。

手書き版下時代とは

目盛りの入った台紙にロットリングで0.3mm罫を均一に描き、紙焼きし。トレーシングペーパーをかけた上からペンで指定紙をちゃんと書けるグラフィック・デザイナーのいる時代。

その辺の誰にでもできる技ではないところを努力で体得し、色指定もPANTONEやDICの色見本の束をめくりながら「この色とこの色を隣りに配置してハレーション起こさないか」「そのためには濃淡をどれくらい離せば良いか」とチップを千切って隣り合わせに並べてみて、うんうん唸りながら、仕上がりを想像していた。
それが今や画面の中で目視で確認できる。
便利だが頭の中で色を並べる想像力は低下している。
ほいほいっと画面でテストできて、かえって判断力が落ちている。
まとめて配色つくってくれるツールもあるし。昔は1色ずつ想像しながらだったなあ。
専門技術のある人のみがデザインの版下を作れていた時代。
デザイナー自身の描く版下が間違っていれば、本人以外直してくれる者はいない。
印刷会社の従業員が忖度して密かに修正してくれるなんて事はなかった。(今はデータをこっそり直している)
指定紙のまま出来上がってくる。
 
責任を持ってデザイナーが仕事をし、それと引換えに専門性を獲得し地位が確保されていた時代。
なんちゃってデザイナーなど生まれない時代。
今はなんちゃってデザイナーから「なんで気づかずに印刷したんだよバカヤロー」というクレームが来る時代。
 
Adobeによって「デザイナーの価値破壊」が起きた気がしてならない。

便利すぎるものは不便

便利なんだか、便利すぎて人間の能力を奪われることで最終的に不便のような…。
「スマホの普及で漢字が書けなくなる」あの現象の専門職バージョン。
Adobe製品の一般普及により想像力と専門技術と低下し、均一の線も引けなくなる。
いや、手描きの均一線など引けなくてもいいのかも知れない。電卓どころか表計算ソフトがやってくれる計算を筆算するなんてムダ、あれと同じだろう。
だけど「効率的で量産的で直しにも対応できる便利なアプリ」を使っている割に、真の生産性は果たして上がったのだろうか?
一向に長時間労働が改善されない企業もたくさんある。
印刷会社なんて、昔も今も長時間労働や三交代制で社屋は電気の消えることのない不夜城な印刷会社も相変わらず多数存在している。

MacやAdobeの登場によって処理スピードは格段に向上したはずなのに

なぜ??
処理スピードがUPし、さばける量が増えた!はずなのに…。
そのぶん何倍も受注量が増えたんだろうか?売り上げが増えたんだろうか??
そのぶん給料は上がったんだろうか?
仮に生産性&売上が伸びたとして。

でも給料は上がらず?

何かがおかしい…何のための生産性向上?クリエイティブとやら?
額面の給料が上がったとしても物価も上がっているならゆとりは生まれていない!

では生産性向上で上がるはずだった我々の給料はどこへ消えた?

労働側が受け取るはずだった「売上UPからの給料への還元」はどこに移動したのだろう?
もしかして…
(経営者がまともで内部留保に固執しない前提)
次々にリリースされるAdobe製品に投入している?

過剰機能を搭載したパソコン・Mac、Adobe新製品に投入しているのか?

向上した生産性は、それをもたらしたMacやAdobeに還元されているのか。
なんというか…
いま頭に浮かんだ言葉…
【マッチポンプ】【自作自演】…。

 全ては上流に還元される

「Adobeさんよぉ!バージョンアップどっかで止めてくれよ!ver8.0とは言わん、せめて10.0、いやCS2で止めておいてくれたら・・・」
「金がかかるばっかり、いらん機能が増えるばっかり!事故の元なんだよお!新機能の前にバグをゼロにしてくれ!」
「いつまでカネかかるんだよぉ!」
との思いを抱いている中小零細企業・フリーランスのデザイナーは世界にたくさんいるだろう。
いませんか?
 
MacやAdobeによってもたらされた生産性の向上は、Macやアップルに還元される・・のだ…
Adobeの功罪
忙しさが変わらないのはなぜ
 

しかも、真の生産性って何のこと?

クリエイティブって何?
真の生産性を上げて「クリエイティブに」「効率的に」生み出されているものが風俗のチラシとか悲劇だろ。
とりあえずハッキリ言えるのは

給料は増えてない 。長時間労働の企業も減っていない

ロクな入稿データを作れないデザイナー様の尻拭いに奔走する仕事に泣く。
ある意味、新たなニッチ労働が増えたとも言えるが…。

生活のゆとり向上という陽の目は見ない。

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